日本人の食生活に欠かせない餅。かつて、つきたての餅は正月しか味わうことができなかったが、切り餅を個包装することで長期保存が可能になり、いつでも食べることができるようになった。画期的な商品であるとともに、ロングセラーにもなっている。 長期保存の鍵となったのが脱酸素剤だ。個包装内の酸素を吸収することでカビの発生や風味の低下を防ぐ効果がある。ところが、最近になって、その鍵となる脱酸素剤が切り餅の個包装に使われていないことに気付いた人がいるだろうか。 実は、包装のフィルム自体が酸素吸収性能を持つため、脱酸素剤を同封しなくてもよくなったのだ。日本初の酸素吸収機能を有する透明な酸素吸収性包材「OXYDEC