第2次世界大戦の戦後処理を巡って、1941年の大西洋憲章でも、1943年のカイロ宣言でも「領土不拡大」が明記されていた。これは旧ソ連も承認していたことである。この大原則を破ったのが、ソ連だけではなく、大西洋憲章やカイロ宣言の当事国であるアメリカやイギリスであった。