777校にまで膨れあがった日本の大学は、アカデミック志向の古典的大学像にのみ固執するのではなく、それぞれの分に応じて、役割を果たして棲み分けていくべきなのである。これが文科省の打ち出した「機能別分化」であるが、政策の提起から10年以上が経つにも関わらず、これが一向に進まない。それは、なぜなのか。