南スイスにモンテ・ヴェリタ(真理の山)と名付けられた丘がある。ここはかつて、ユングやヘッセなどの個性的な人物が集い、近代が生み出した矛盾を乗り越えるために交流した場だ。私はこの歴史的な場所で「地球環境変動と生物多様性」についての国際会議に参加した。この地に集った先人たちの足跡をたどりながら、自由な近代社会を生きる意味と、そこで自然が果たす役割について考えてみたい。
「神話なき時代」の苦悩を私たちはどう乗り越えるか
ヘッセも救われた「モンテ・ヴェリタ」(真理の山)を訪れて
2016.9.29(木)
矢原 徹一
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