駅の主役は列車なのだとつくづく思う。夜8時半過ぎのマンダレー駅。オレンジ色のぼんやりした蛍光灯に照らされ、物憂げでノスタルジーな雰囲気に包まれていた構内に、「プァーン」という甲高い汽笛とともに約15時間かけてヤンゴンから走ってきた列車が入線した