薬の効果や安全性を調べる臨床試験の実施者は、基本的には製薬メーカーが担う。試験をして不利な結果が出てしまうと、薬の売れ行きに悪影響を与える。そこで製薬メーカーは、実際は不利な結果が出たとしても、どうにかして「この薬はやはり効き目がある」というイメージをつくろうとすることが起きかねない。そうしないと、売れる薬にはならないからだ。
なぜ「効かない」薬が登場するのか
製薬メーカーが主導する臨床試験に「もの申す」
2010.10.12(火)
漆原 次郎
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