出口の見えない不況の中で、消費者の財布のヒモは一向に緩む気配がない。節約志向が定着し、百貨店や大手スーパーの売上高が右肩下がりのカーブを描いているのはご存じの通り。こうした現象は、高額な衣料品や食品だけでなく、我々に身近な書籍にも及んでいる。