中国の統計局にとって、もっとも操作しやすい統計は消費者物価指数である。すなわち、消費者物価指数を実際の数字より低く抑えれば、実質GDPが高くなる。例えば消費者物価指数が3%だとしたら、それを2%にするだけでGDPは1ポイント高くなる。具体的にどのように操作が行われているのか見ていこう。