経済のグローバル化、ビジネスモデルの短命化などにより、企業は厳しい競争環境にある。あらためて言うまでもなく、企業にとって人材は競争力の大きな源泉だが、従来のように新卒を中心に採用し、何年もかけて育てるスタイルだけでは、競合に勝つことは難しい。 そんななか、近年、即戦力人材の獲得手法として注目を集めるのが「ダイレクト・リクルーティング」である。人材紹介会社や求人広告による従来の人材サービスと異なり、人材データベースやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを活用して、優秀な人材に直接アプローチする手法だ。欧米、アジアでは広く普及し、日本でも取り組む企業が増えている。この手法を採用する