大学全入時代。現在は横ばいの18歳人口が減少を始める「2018年問題」に向けて、各大学は生き残りをかけて試行錯誤しながらも有効な変革の道を模索している。そんな中、激化する大学間競争を横目で見ながら、改革にさらに改革を重ね、他とは全く異次元の進化を続ける大学がある。今や中堅の総合大学として9学部14学科を擁するまで拡大した武蔵野大学。その前身は、武蔵野女子大学という単科の女子大だった。この名前に馴染みがあるという人も多いだろうが、少子化による大学進学人口の減少に加え、女子の大学進学率の増加に伴った相対的な女子大の存在意義の埋没といった問題を解決すべく、2004年に男女共学化を決意。その後、薬学部