京都に学舎を構える同志社大学は、キリスト教プロテスタント系の会衆派教会(組合教会)の流れをくんだ大学。「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」の理念のもと、「良心教育」を展開している。鎖国を行っていた日本を離れ、米国アーモスト大学で学んだ新島襄は、1875年に「同志社英学校」を創立した。これが、現在の同志社大学の礎となる。当時、勝海舟にむかって新島は、「大学の完成には200年かかる」と述べたとされる。この言葉の真意は、「自分を受け入れた大学と同様の水準にするには、ひとりの人間が生まれて死ぬまでの時間より、遙かに長い時間が必要である」ということだろう。一般に「伝統ある大学」と認識されている同志
「大学の完成には200年かかる」
大学のあるべき姿に向かう同志社大学
日本開国時の「危機感」「問題意識」が今日的な課題に
2015.7.13(月)
JBpress
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