昨年夏、大手教育関連企業による2070万件にも上る個人情報の漏洩が発覚し、また2015年6月には公的機関が、125万人に上る加入者の個人情報を流出させたことを公表した。こういった事故は後を絶たないが、なかには、十分な対策を講じていれば防げたものもある。対策にはID・パスワードの適切な運用・管理、最新のウイルス対策ソフトの適用など様々あるが、見落とされがちなものもある。 2014年4月、Windows XPへのマイクロソフトによるサポートが終了したことをご記憶の方も多いだろう。同社が新たに発覚した脅威や脆弱性への対策をしなくなったことで、Windows XPを使い続けていると、外部から不正アクセ