ベン・アリ独裁政権時代のチュニジアは“警察国家”であり、セキュリティーにおいては警察が大きな力を持っていた。ベン・アリはクーデターを恐れていたため軍に力を与えなかったのである。そのためチュニジア軍は装備、そして訓練などの面で十分とは言えず、現在のテロに対抗する力は不足していたと言える。