私がとりわけ感銘を受けたのは、勿来のIGCCの開発の歴史が、日本の技術開発の底力を象徴するような物語を秘めていることだ。ここには、日本政府と電力会社、そして、大手有力メーカーが長い年月をかけて開発した、日本にしかないハイテク技術が潜んでいる。