2度の前代未聞の悲劇で、マレーシア航空が倒産危機に直面している。破綻処理か、民営化か、あるいは上場廃止による完全国有化か。いずれにしても痛みを伴う厳しい選択で、一刀両断というわけにはいかない。かつて経営危機を乗り越えたガルーダ航空や大韓航空と同様、生き残れるか、まさに崖っぷちの状況だ。