ついに6月20日、国境なき医師団が、エボラ出血熱の蔓延がすでに制御不能に陥りかけていると発表した。国境なき医師団は、現地で感染者の治療にあたっている唯一の支援グループだが、これ以上、感染地が広がれば、もう、新しい感染地に派遣する人員はいないという。SOSが発せられたわけだ。