今回問題となっている西沙諸島は、フランスの植民地時代から開発された地域だ。フランスの撤退後、南ベトナムが西半分を、中国が東半分を各々実効支配した。その後、ベトナム戦争終了直前の1974年、弱体化した南ベトナムが実効支配していた西半分を中国軍がどさくさに紛れて攻撃して、西沙諸島全域を支配下に収めた。
ベトナムに3方面から圧力をかける中国
緊迫する南シナ海情勢と国内で鬱積する不満に難しい舵取りを迫られるベトナム政府
2014.5.21(水)
細野 恭平
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