中国では、オバマ大統領訪日のニュースを差し置いて、蒼南事件にいまだ高い関心が向けられている。国民が疑心暗鬼になり、政府もより過敏で神経質になる中国社会。国民の不満は、各地で“余震”を繰り返しながら、政治や社会、経済の“断層”に、いつ爆発するとも知れない巨大なエネルギーを蓄えつつあるようだ。