この3月にワシントンで、オバマ政権の国防総省のカトリーナ・マクファーランド次官補(調達担当)が「率直に言って、『アジアへの旋回』は実現が難しく、その計画全体がいま見直されている」と発言したのである。安全保障関連の公開の会議での発言だった。現職の国防次官補、しかも兵器類の調達担当の高官が述べた言葉はなんといっても重い。
幻に終わりそうな米国の「アジアへの旋回」戦略
中身は迷走し、予算は不足
2014.4.16(水)
古森 義久
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