知らない人も多いと思うが、日本の江戸時代、彫り物のストラップが大流行していた。それが根付だ。紐を通した根付は、印籠や煙草入れや小袋に付ける実用品だった。片手にすっぽりと収まるこの小さな彫り物のモチーフは、実に多種多様だ。人、顔、動物、植物、虫、仙人や神、鬼や妖怪、ダルマ、橋や蝋燭など、どれも目を疑ってしまうほどの実に見事な仕事をほどこしてある。
日本の精緻な伝統美「根付」研究の大家はフランス人
高円宮妃久子さまもご研究中の根付。その奥深い世界に魅せられたアラン・デュクロ
2014.4.7(月)
岩澤 里美
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供