独裁者が交代する時、不安定化するのは独裁政権の本性であり宿命である。後継者に軍隊経験や実戦経験がない場合、軍や政権右派を心服させるほどの実力や器量なんぞ望むべくもない。そこで往々にして荒唐無稽とも言える策謀を企み、「器量の演出」を謀ろうとする傾向がある