私としては、JR北海道の経営陣に見られる鉄道事業の軽視が最大の問題ではなかったかと思っている。そうした気風が綱紀の緩みを招き、鉄道事業の中で最も重要なはずの保線作業を末端の仕事と見なすような意識が社内に形成されていったのではないだろうか。