83歳になった杉田玄白が、蘭学初期の苦心を回想し、『蘭学事始(らんがくことはじめ)』を綴ったのが1815年。ほぼ200年前のことである。その後、福沢諭吉らにより1869年に「再発見」され、今に至るまで版を重ねている