音楽は国境を超える、とはよく言われること。けれど、あの独特な音色を放つ日本の楽器、三味線は西洋の人たちに受け入れられるのだろうか。和の文化への関心が年々高まっているヨーロッパでそんなことをずっと考えていたある日、風の噂で「すごい三味線奏者がいる」と耳にした。