1人当たりの名目GDPがアジア一の超リッチなシンガポールや、アセアン諸国ではシンガポールとブルネイに次ぐお金持ちのマレーシアは、1990年以降、年率5%を超える経済成長を続け、「東南アジアの優等生」の名をほしいままにしてきた。しかし、その目覚ましい経済発展の影で、同2カ国はアセアンのツートップでありながら、民主化は出遅れている。