隣国には中国や北朝鮮が存在し、一触即発の危険性すらある中で、自衛隊は違憲の軍隊であり、無防備国家を目指すべきだという立場が、いかに無責任であり、非現実的なものであるかは明瞭だ。皮肉なことに、この立場に固執すればするほど、ならば憲法9条を改正して、堂々と軍事力を持てるようにすべきだ、という声をかえって大きくしてしまう。