「幸良と申します。今日はよろしくお願いします」。淀みのない日本語で挨拶をするのは幸良プリシラ香さん(23、三世)だ。10歳の時、家族とともに愛知県豊橋市に移住した。伯人ばかりの工場環境で働いていた両親は、日本語をほとんど話せない