東京都知事というのは、首都の顔であり、その政治的地位は首相に次ぐものと言ってよい。このバックボーンがなくなった石原氏に、果たして魅力はあるのだろうか、果たして力はあるのだろうか。「たちあがれ日本」の会合で、石原氏本人が「『暴走老人』はいつ死ぬかもしれない」と語ったそうだが、その姿は私には一老人にしか見えなかった。