2012年の韓国は、「政治決戦」の1年になる。4月には総選挙、12月には大統領選挙があるからだ。2つの選挙を同じ年に実施するのは20年に1度のことだ。最大の争点に浮上しているのが「財閥」だ。これまで「親財閥・大企業」政策を掲げてきた李明博(イ・ミョンバク)大統領が財閥による中小企業圧迫を批判する異例の「パン屋発言」をしたが、これが与野党入り乱れての「財閥叩き」の号砲になりそうだ。