日本の自動車技術は、その大半を素材および部品を納入するサプライヤーが支えている──、筆者はこう認識している。自動車メーカーが「新技術を開発」と華々しく発表する事例の多くは、実際の開発作業をサプライヤー中心で、あるいはほとんどの実務をサプライヤー側が行ったという例が極めて多い