日本を出国して、1年が経過した。東京の出版社で編集者をしていた頃は「キミはアグレッシブだね」と評されたこともあったが、思えば渡航3カ月目の中南米のベネズエラあたりから、娑婆っ気が落ちたというか、心も身体のリズムもゆるくなり、現実と夢の境界線が曖昧になり始めた。
帰国という憂鬱 [最終回]
夢と現実の間で私は生きていく
2009.11.2(月)
比呂田 弥次郎
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