「危機を未然に防止する者は、決して英雄になれない」という。危機を未然に防止すれば、人は危機だったという認識さえ持たない。危機の認識がなければ、「なぜ危機は防げたか?」という総括もなされない。そこに英雄は生まれるはずもなく、まして教訓や改善策なども得られない