米国が日米同盟を円滑に保持していく上では、場合によっては日本が集団的自衛権を行使できるようになってほしいと願っている現実は、日本としても認識しておくことが大切である。日米の2+2協議がやっと開かれ、共通戦略目標などが公表されたが、この動きだけで日米同盟が完全に円滑に再機能を始めたかのように思うのは間違いである。今回の会合の背後には、まだまだ米国の大きな期待が広がっていることを知るべきだろう。
米国を守らない日本は「自己中心的」?
集団的自衛権の行使は解禁に向かうのか
2011.6.30(木)
古森 義久
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