1942年生まれの戸塚氏は、2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏の教え子である。岐阜・神岡鉱山内に作られた観測装置「カミオカンデ」「スーパーカミオカンデ」によるニュートリノ観測を陣頭指揮し、1998年、世界で初めて素粒子ニュートリノに質量があることを発見した