東京大学正門。事件の起きた農学部正門はここから北に約300メートルほどのところにあり、南北線の東大前駅出入口がすぐ横にある(写真:川嶋諭)

「東大刺傷事件」という呼称が報道に載っているのを目にしました。

 ですが、この事件は東京大学農学部の正門前、路上で発生したもので、実施されたのも大学入試センター試験、東京大学固有の入試ではありません。

 しかし、これらに関して大きく混乱するネット記事も目にしました。そこで在勤一教官として最初にこれらを修正しておきたいと思います。

 さて、広く報道されているように1月15日朝8時35分頃、文京区弥生の東京大学農学部正門(農正門)前の路上で、17歳の少年による通り魔事件が発生しました。

 所持品には犯行に使われた包丁のほかノコギリなども確認、現場では手製の火炎瓶と見られるものも発見されたとのこと。

 この現場は「本郷通り」が「旧中山道」と分岐する角で、すぐ横を走る「言問通り」交差点には「弥生町交番」があります。また農正門を挟んで反対側には地下鉄南北線「東大前」駅が所在。

 今回被害に遭われた「大学関係者」と伝えられる72歳の男性は、至近距離にある「弥生町交番」に「刺された」と駆け込み、ただちに急行した警官が少年の身柄を確保。

 しかしその間、少年はさらに男女2人の受験生の背中を包丁で刺していた。

 かくして愛知県名古屋市内の両親から捜索願いが出されていた、高校2年生男子が取り押さえられ、現行犯逮捕されました。

 さて実は私、2022年1月15日は当初、入試業務が割り当てられ「かけて」いました。