7月31日に行われた東京五輪サッカー準々決勝、韓国対メキシコ戦は3対6で韓国の敗退。これにも韓国メディアは「行け行け、徴兵」などと激しく報道した(写真:ロイター/アフロ)

 東京オリンピックがたけなわである。韓国でも連日韓国選手を中心に様々な試合を放送している。

 経済では米中戦争が激化しており、それとは関係なく五輪で盛り上がる世界を見るようでとても微笑ましい。

 韓国では東京五輪が始まる前は、五輪開催に対して様々な誹謗中傷があった。

 文在寅政権では、誕生以来ずっと反日ムードが高まっているだけに、今回は本気でボイコットするのではないかとも思われた。

 実際、始まる前からオリンピック選手村に変な*横断幕(*「臣にはまだ5千万国民の応援と支持が残っています」の文章)を掲げたことで問題となった。

 また、選手村での食事が福島産があるということで拒否したり、はたまた福島産の花で作った授賞式でのブーケを受け取りたくないと言ったり、一体何のために五輪に参加しているのか分からない状態である。

 そして、その真骨頂は韓国メディアの東京五輪開幕式で現れた。幸いなのは、韓国すべてのメディアではなく、MBCという放送局1社だけだったことである。

 7月23日夜、2020東京五輪の開会式が華やかに開催された。MBCでは、生中継で各国の選手団が入場する時、紹介写真を一緒に出した。

 ウクライナ選手団が入場する際、なんとチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故写真を使用した。

 また、ハイチ選手団が入場する際は、暴動写真を掲げ、「大統領暗殺で政局は霧の中」というテロップも流した。