カナダではカンナビス関連のビジネスが盛んだ

 ソフトバンクのビジョンファンドがSPAC(特別買収目的会社)の設立を予定しているという記事が流れてきた。

 9月にも、ビジョンファンドが出資するオープンドアがSPACとの合併を通じて上場するというアナウンスが出たばかりだ。

 以前の記事(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62050)で、米国のIPO(新規株式公開)を分析した際、やたらブランクチェックカンパニーというものが出てくるので、調べてみると、これがSPACそのものだった。

半分近くのIPOがSPAC

 その際は、SPACを除いた産業別のIPOを分析し、件数ベースはヘルスケア、調達ベースではテクノロジー分野が多くを占めることに言及した。

 しかし、SPACを含めると半分近くのIPOがSPACとなっている。

 馴染みのない我々からするとSPACは裏口上場にみえるわけだが、そのSPACが全IPOの半数ちかくを占めていることは驚愕だ。

 SPAC上場は古くからあったが、ここ数年急速に巨大化しているように感じる。