2019年10月、ニューヨークで開催されたApple TV +の「モーニングショー」でのティム・クックCEO(写真:Evan Agostini/Invision/AP/アフロ)

 米メディアの報道によると、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)の2019年度の報酬が前年度から大きく減少したという。アップルが1月3日に米証券取引委員会(SEC)に提出した資料で明らかになった。

3つの報酬の合計26%減

 それによると、2019年9月末までの1年間のクックCEOの給与は300万ドルで前年度と同じだった。一方で、賞与は767万ドルとなり、前年度の1200万ドルから減少した。

 また、アップルはクックCEOに対し、パーソナルセキュリティサービスの費用やプライベートジェットなどの費用に充てる約88万5000ドルの「その他報酬」を支給している。後者は、取締役会がクックCEOに対し、すべての出張旅行と個人旅行の際にプライベートジェットを利用するように義務付けている。安全上や効率性といった理由があるからだという。

 そしてこれら3つの報酬を合わせると、約1160万ドル(約12億5000万円)となるが、この金額は前年度から約26%少ない。

前年度の賞与は過去最高

 これについて、米ウォール・ストリート・ジャーナルは、アップルの売上高の半分以上を占める「iPhone」の販売が低調だったためだと伝えている。

 アップルでは、2017年11月に発売したiPhoneの10周年モデル「iPhone X」が好調だったため、2018年度の売上高が過去最高の2656億ドルになった。これによりクックCEOには1200万ドルという過去最高の賞与が支給された。