日韓関係の悪化はプロ野球界の今後にも暗い影を落としそうだ。

 韓国のKBOリーグ(韓国プロ野球リーグ)に所属するプロ野球球団が今秋、日本で行う予定だった秋季キャンプの実施を続々と取り止めている。すでに日韓の複数のメディアでも報じられているようにサムスン・ライオンズと起亜タイガースが沖縄、ハンファ・イーグルス、斗山ベアーズ、KTウィズが宮崎、LGツインズが高知と、KBOリーグの6球団は各キャンプ地の自治体関係者側に中止する意向を通達。一部スポーツ紙によれば、SKワイバーンズも鹿児島で今秋に予定している秋季キャンプの実施を保留しているという。

来年の春季キャンプにも影響か

 各球団はいずれも中止の理由について明言していないものの、昨今の韓国内における反日政策の激化が大きく影響していることは間違いない。実際に沖縄、宮崎、高知の各自治体関係者も複数のメディアに「KBOリーグの各球団側は『韓国国内の情勢を考慮すれば、日本でキャンプを行うことは大きな反発を招く流れにつながる』と中止の理由を説明していた」と口をそろえている。

 10月7日からNPB(日本野球機構)が開催する「みやざきフェニックスリーグ」にはサムスンとハンファ、斗山のKBOリーグ3球団が予定通り参加するとはいえ今後、日韓の両球界に大きなしこりを残すことは避けられそうもない。

 近年、KBOリーグ所属の韓国球団が日本で春秋ともにキャンプを実施する流れは珍しくなくなっている。今年春もKBOリーグの7球団が日本国内で春季キャンプを行った。

 だが今秋、その韓国の6球団がキャンプ中止を決定したことで来春にも余波が広がりそうな気配が漂う。