(英フィナンシャル・タイムズ紙 2019年5月13日付)

ダイムラーの自動運転トラック、アウトバーンで初の公道試験走行

ドイツ・デンケンドルフのアウトバーンA8号線を走行する、高速道路自動運転システムを搭載した「メルセデス・ベンツ・アクトロス」(2015年10月2日撮影)。(c)AFP/DPA/MARIJAN MURAT〔AFPBB News

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領は先月、独ベルリンで開かれた西バルカンサミット(首脳会議)の場を借りて、本音を明かすような発言をした。

 「ドイツの成長モデルはおそらく自然な終わりを迎えた」と述べたのだ。

 フランス大統領から出た言葉としては、かなり異例な発言に思える。これは大統領がかなり長い間、この問題について熟慮を重ねてきたことを示している。

 ドイツとの大恋愛が終わったことも物語っている。我々は明らかに、仏独関係の新たなフェーズに入っている。

 ドイツの成長モデルの崩壊は、必ずしも災難にはならない。すべてがうまくいけば、超の字がつくドイツの競争力の緩やかな減退は、ユーロ圏内の経済的収斂をもたらす好ましい偶発事故になるかもしれない。

 だが、すべてが常にうまくいくとは限らない欧州大陸では、かなり違う展開にもなり得る。

 ドイツモデルには、相互に作用する2つの構成要素がある。

 技術的な要素と、マクロ経済的な要素だ。ドイツは過去の偉大な発明から利益を得ており、多くの専門工学分野で市場のリーダーシップを維持してきた。