映画『延坪海戦』のVIP試写会、ソウルで開催

韓国・ソウルで行われた、映画『延坪海戦』のVIP試写会に臨む、歌手のIU(アイユー、2015年6月22日撮影)。(c)STARNEWS〔AFPBB News

 「私は美しくなる!」

 韓国人女性の強烈な思いである。その気持ちはもしかしたら世界中の女性の中で最も強いのかもしれない。

 いま、世界中に第2の韓流ブームをもたらしている「K-Beauty」と呼ばれる韓国コスメが人気なのは、韓国人女性の美に対する強烈な憧れが背景にある。

 美の追求が次々と新しいコスメ商品を生み出し、世界に伝播していく。それが利益を生み、そして新しい商品開発につながる。

 新規参入組みも増え、競争が激しくなり価格も下がり、市場全体が拡大して売り上げ増につながる――。

 韓国のコスメ業界はいままさに成長のスパイラルに入っていると言っていいだろう。

 そして、それは韓国の女性にアメリカン・ドリームならぬコリアン・ドリームをもたらしている。コスメブランドで成功する女性起業家が次々と登場しているのだ。

 今回紹介する韓国のオーガニックコスメの代表格、アイソイ(ISOI)もまたその1社である。

 この会社の特徴は、動物実験をせず、コスメの全成分を容器の箱に書き出していることだ。原料に徹底してこだわり、化学品を使わないことで売り上げを伸ばしているブランドだ。

 定番のブルガリアン・ローズオイル入りのセラム*1は、2017年の国民コンシューマーリポートで第1位、オリーブヤングという韓国のドラッグストアでも5年連続「セラム売上トップ」を続けるリピーター率の高いコスメである。

*1=セラムとは医学用語で血清のこと。化粧品では皮膚の細胞再生を促す作用のある美容液を指す。