(英フィナンシャル・タイムズ紙 2019年4月13/14日付)

ツイッター、公人の違反投稿へのタグ付け検討 乱用・偏向批判へ対策

ドナルド・トランプ米大統領のツイッター画面(2018年5月10日撮影、資料写真)。(c)Eric BARADAT / AFP〔AFPBB News

 ほとんどのジャーナリストにとって今は受難の時代だ。

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領から英国労働党のジェレミー・コービン党首に至るまで、多くの政治指導者がジャーナリストは嘘をつくと非難している。

 筆者が暮らすフランスでは、メディアへの信頼度が過去30年間で最低の水準にまで落ち込み、「黄色いベスト」の抗議者がたびたび記者を襲っている。

 地方の新聞やデジタルメディアは、インターネットに起因するジャーナリストの大量雇用破壊に見舞われ続けている。

 広告主は大挙してグーグルやフェイスブックに移行してしまった。

 ところが、このアンチエリートの時代に、大都市圏のリベラル層が購入する「エリートメディア」の出版物(特に英字媒体)が伸びている。

 米国のニューヨーク・タイムズ紙(NYT)やワシントン・ポスト紙、ニューヨーカー誌、アトランティック誌、英国のガーディアン紙などは、軒並み記録を更新している。

 ニューヨーク・タイムズの購読者数は400万人を突破した。紙の新聞の時代には1994年の118万部が発行部数のピークだったから、大躍進を遂げたことになる。