(英エコノミスト誌 2019年3月2日号)

韓国、「3・1独立運動」の記念日迎える 日本兵の取り締まり再現も

日本の植民地支配に対する「3・1独立運動」の記念日を迎えた韓国の首都ソウルで、当時の日本兵の取り締まりを再現する活動家ら(2018年3月1日撮影)。(c) AFP PHOTO / Jung Yeon-je〔AFPBB News

第2次世界大戦の亡霊が今なお、東アジアにおける米国の重要な同盟国を隔てている。

 ちょうど100年前の3月1日、朝鮮半島の知識人33人が植民地支配の主である日本からの独立を要求した。

 それを機に生じた反乱には80万人以上が参加し、日本の憲兵がこれを抑え込んだ。少なくとも900人の朝鮮人が殺された。

 抗議行動の参加者たちを日本の警察がある教会に閉じ込め、そこに火を放ったことも知られている。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこの100周年を際立たせるために、今後数週間で数百の記念行事を開催するよう推奨している。

 日本の外交官は、これに伴う日本叩きに神経質になっている。

 文氏にとっては、「3・1運動」が弾圧を受ける中で行われた、中国の上海に逃れた人々による臨時政府の樹立の方が、1948年の大韓民国樹立よりも近代韓国の誕生と位置づけるにふさわしいのだ。

 何しろ、1948年の大韓民国の誕生は、いくぶんばつが悪いことに米国の後見を受けてのことだった。

 初代大統領の李承晩(イ・スンマン)は独裁者だった。