韓国のタクシー運転手が焼身自殺、相乗りサービス導入に抗議

韓国の首都ソウルで、乗客を待つタクシー(2015年1月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/JUNG Yeon-Je〔AFPBB News

 2000年代以降、韓国の産業界で成長セクターの代表で雇用拡大にも大きく貢献してきた自動車産業だが、ここへ来て勢いに陰りが出ている。

 「雇用」を最優先課題に掲げる政府は、あっと驚く再生策を打ち出した。何と事実上の「市営工場」の設立だ。

 2019年2月10日、韓国自動車産業協会が「世界主要国の自動車生産」という統計を発表した。韓国の自動車産業にとっては芳しくない知らせだった。

自動車生産世界7位に

 主要国の2018年の生産台数は次の通りだった。

▽2018年の主要国の自動車生産台数(韓国自動車産業協会調べ)

中国     2780万9000
米国     1130万6499

日本     972万7189
ドイツ    563万9000

インド    517万4401
メキシコ   411万499

韓国     402万8834

 韓国の自動車生産台数は2015年には455万6000台で、中国、米国、日本、ドイツに次ぐ5位だった。

 ところが、3年連続減少して、2016年にはインド、2018年にはメキシコに抜かれて7位になった。