ただ、中小店舗やルイノック(市場)がどのように対応しているのかは今回確認できなかった。

 短時間でここまで細かく対応するのはシステム導入なしでは不可能であろう。次回の研究課題としたい。

 今回の日露首脳会談では付加価値税/消費税の引き上げなど話題にすら上らなかったと思うが、安倍晋三首相には同じ2%の税率引き上げを6か月前に発表、こともなげに実施してしまう秘訣をプーチン大統領からぜひ聞き出してもらいたかった。

 ところで、昨年末のモスクワは町全体がディズニーランドかと思うくらい華々しく煌びやかに装飾され、多くの地元民・観光客で街は賑わっていた。

年末の赤の広場。クリスマスマーケット

 街中のレストランも会社の忘年会であろうか、派手に飲み食い&踊る団体で込み合っていた記憶がある。

 それを思い出すと冒頭の経済成長も全くデタラメというわけではないような気もする。

 しかしロシアの長い正月・クリスマス(ロシア正教では1月7日である)休暇が明けたモスクワに滞在して感じたのは、何とも言えない閉塞感である。

 その閉塞感を一番感じるのはモスクワ市内で交通渋滞に巻き込まれたときである。

 筆者はモスクワ市内の移動は原則地下鉄を利用しているが、さすがにマイナス20度近いマローズ(厳寒)の中を地下鉄駅まで20分以上歩くのは日本人ビジネスマンには無理である。

 そこでタクシーを利用するのだが、最近はタクシーでの移動にかかる時間が如実に増加している。路側の違法駐車の排除など、市内の道路事情は以前に比べて飛躍的に改善しているにもかかわらずである。