(英エコノミスト誌 2019年1月26日号)

「奮」と「改革開放40周年」 中国の今年の字と言葉

中国江蘇省連雲港市の港湾(2018年11月8日撮影、資料写真)。(c)CNS/泱波〔AFPBB News

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国際商取引の新しいパターンが、そのコストとともに顕在化しつつある。

 米国が保護貿易主義に舵を切った2年前、世間には、1930年代の悲惨な状況に関連する陰鬱な警告が流布した。

 今日では、そうした不吉な予測は的外れだったように見える。

 確かに、中国の景気は減速している。確かに、アップルのように中国に進出している西側企業は打撃を被っている。しかし、2018年の世界経済はまずまずの成長を遂げた。

 失業率は低下し、企業収益は拡大した。11月には米国のドナルド・トランプ大統領が、メキシコやカナダとの貿易協定に署名している。

 来月にかけて行われる交渉がまとまって中国の習近平国家主席とも合意に至れば、安堵した市場は、貿易戦争はつまるところはったりで、世界の商取引を爆破するものではなく中国から2、3の譲歩を引き出すためのものだ、と結論づけるだろう。

 そのような楽観的な見方は誤りだ。

 今日の貿易摩擦は、2008~09年の世界金融危機から続いている変化をさらに大きなものにしている。

 本誌エコノミスト今週号の別の記事で論じているように、世界全体の国内総生産(GDP)に対する比率で見れば、国境をまたぐ投資、貿易、銀行貸し出し、そしてサプライチェーン(供給網)は縮小するか、または伸び悩んでいる。