(英フィナンシャル・タイムズ紙 2019年1月23日付)

米政府閉鎖、一時解除 トランプ氏が民主党に譲歩

米首都ワシントンのホワイトハウスで政府閉鎖について発表するドナルド・トランプ大統領(2019年1月25日撮影)。(c)SMIALOWSKI / AFP〔AFPBB News

 権威主義が勢いを増している。それも比較的貧しい国々のみならず、豊かな国々でも台頭している。

 とりわけ重要なのは、リベラルな民主主義を20世紀の間ずっと守り、推進してきた米国もそこに含まれていることだ。

 ドナルド・トランプ大統領は、権威主義者に育つ可能性を秘めたポピュリストの典型例だ。同氏は自由に権力を振るうことができる地位を目指している。

 その望みは、米国の制度機構によって阻止されるかもしれないが、それでもその脅威は明白であるように思える。

 この権威主義の復活は、どう解釈するべきなのか。足元ではどのような形を取っているのか。権威主義の台頭について、エリート層にはどんな責任があるのだろうか――。

 これらは、西側諸国が向き合わなければならない問いの中でもトップクラスの重要性を帯びている。

 我々がこれにどう答えるかによって、世界のあり方が変わる。

 もし西側諸国が、おびただしい量の血を流して守ってきたその大義を捨ててしまったら、他の国々がその大義に信を置くことなど望むべくもない。