英議会、内閣不信任案を否決 メイ首相、野党に党首会談呼び掛け

英首都ロンドンの英下院で行われた、政権の不信任決議案審議の様子、英議会提供(2019年1月16日撮影)。(c)AFP PHOTO / Jessica Taylor / UK Parliament〔AFPBB News

(英エコノミスト誌 2019年1月19日号)

 現代の英国政府が提示した計画のうち、1月15日に議会で否決されたブレグジット(英国の欧州連合=EU=離脱)の協定案ほど激しく叩きのめされたものはない。

 テリーザ・メイ首相は、自身の政権の最重要課題であるこの協定案にEUとともに取り組み、2年近い月日を費やしてまとめたものの、英国議会は5日間の討議の末、これを反対432、賛成202の大差で否決した。

 首相が率いる保守党の陣笠議員が3対1の割合で造反した。

 世界各国の議会の母と呼ばれる英国議会が今、あらゆる憲政の危機の母に苦しめられている。

 3年前、同国史上最大の投票となった国民投票で、英国人はEUからの離脱に賛成した。

 ところがその1年後、同じ有権者から新たに選ばれた国会議員たちは、その離脱条件は受け入れられないと判断した。

 相手のEUは再交渉に消極的だ。メイ首相は頑なに前進し続けている。

 もしこのパズルを3月29日までに解くことができなければ、英国は何の合意もないままEUとケンカ別れすることになる。