米アップル、シリ搭載スピーカー「ホームポッド」を発表

米カリフォルニア州サンノゼの世界開発者会議で発表された米アップルのスピーカー「ホームポッド」(2017年6月5日撮影)。(c)AFP/Josh Edelson 〔AFPBB News

 米アップルは先ごろ、AIスピーカー(スマートスピーカー)「HomePod」を中国本土と香港で1月18日に発売すると発表した

アマゾンから3年超遅れる

 アップルが、この製品を米国、英国、オーストラリアで発売したのは昨年(2018年)の2月のことだった。その後、販売国をカナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、スペインへと広げ、世界展開を進めてきたが、このほど米国に次ぐ世界2位のAIスピーカー市場である中国で販売を開始する。スマートフォンの販売が減速する中、同社は新製品を投入して、中国事業のテコ入れを図るようだ。

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 ただ、この市場では、米アマゾン・ドットコムが2014年11月にいち早く製品を発売し、市場をリードしている。そして、米グーグルも、その2年後の2016年11月に製品を市場投入した。アップルは、それからさらに1年超遅れでHomePodを発売した。このことが影響したのか、同社の米国AIスピーカー市場におけるシェアは、わずか数パーセントにとどまっている。

中国進出、米テクノロジー企業で一番乗り

 一方で、アップルは米国のAIスピーカー大手の中で、初めて中国に本格進出する企業だと米ベンチャービートは伝えている。HomePodが、北京語と広東語に対応し、さまざまな現地向け音声サービスを提供するからだ。