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 続いて(2)「反復と継続」です。

 僕は実体験上、「人間の脳は、どれだけ気合を入れて机に向かっても、記憶力自体が上がることはない」と感じています。「一日中、勉強に集中できる部屋にずっと籠って300ページの書籍を丸暗記する」といった勉強法は、相当効率が低いばかりか、むしろストレスが溜まり、脳が疲れて翌日以降の勉強に響くだけだと思います。

 ここでオススメしたいのは、インプットを複数の段階に分ける方法です。

①「見覚えがある」という状態を作る
②「視覚情報のインプット」を何度も繰り返す
③「思い出す」訓練と「意味付け」

 順番に見ていきたいと思います。

「見覚えがある」という状態を作る

 これは、教科書などを流し読みすることで、用語や単語を「視覚情報」として脳に入れる、といったイメージです。たとえば、”veneration”という英単語があります。これを記憶するのに、恐らく大半の人は「”veneration”は尊敬という意味だ」といった覚え方をするのではないでしょうか。英単語を100語覚えるときには、同様のことを100回繰り返し、一つひとつ脳に刻み込んでいくのだと思います

 しかしながら、僕自身はそういった方法は取らないようにしています。まずは「見覚えがある」という状態を作るために、単語の意味などは一切考えず、「よくわからないけど、こういう文字列があるのか」くらいの感じにとどめ、パラパラとページをめくって数多くの単語を視覚情報として捉えるようにしています。

 ただし、英単語の暗記の場合は、必ず単語のすぐ近くに日本語の意味が書いてある教材を選びましょう。まずは視覚情報として脳に焼き付けるわけですから、日本語と英語、両方を一度に視覚情報として捉えられるものを使うことが効率的です。

 また、基本的に単語帳や参考書の類は「書いてあることの6〜7割は知っている」といったレベルのものを選ぶことをオススメします。知らない言葉ばかりの単語帳や難解な参考書を手にして開くのは結構辛いものです。そのときに、「まぁ大体は知っているけど、復習も兼ねつつ、少しだけ新しい知識も広げておこうか」くらいの心持ちで臨める参考書の方が明らかに暗記は捗ります。背伸びをして自分のレベルを遥かに超える教材に手を出すようなことはしないほうがよいと思います。